2021.8月号vol.52

口腔癌を早期発見する定期メンテナンス

歯ぐきや舌など、口腔内の歯以外を口腔粘膜と言い、口腔粘膜には細菌の侵入を防いだり、痛覚、触覚、温度覚を伝える役割や、免疫的防御機能も担っています。

口腔粘膜の病気でイメージが強いのは「口腔癌(こうくうがん)」ではないでしょうか?

口腔癌は、大きく進行するまで痛みが出ないこともあり、初期の段階では口内炎に似ていることから、本人が自覚するまでに時間がかかる場合が多くあります。

世界的にみると、先進国では口腔癌での死亡者数は減少傾向にありますが、残念ながら日本においては増加傾向となっています。

先進国において、日本では歯科定期メンテナンス受診率が低いことが、口腔粘膜異常の発見が遅れる大きな要因となっています。

当院では、初めて来院された方や定期メンテナンスで来院された方への検査として、むし歯や歯周病だけでなく口腔粘膜の状態も診査し、口腔粘膜に問題がある場合は口腔外科専門医院と連携することで、早期発見、早期治癒に努めています。

2021.8月号vol.52

二刀流メジャーリーガー大谷翔平

7月23日より始まったオリンピックですが、アメリカメジャーリーグのロサンゼルス・エンゼルスで活躍する大谷選手の活躍も目が離せません。

7月24日現在の大谷選手は、投手として4勝をあげ、打者としては、90試合に出場し34本塁打、打率.271という凄い成績に加え、その打球速度の平均は両リーグで唯一の100マイルを超える101.2マイル(約162.9キロ)を記録しているそうです。

オールスター戦で投手と打者の両方で出場を果たし、その活躍も素晴らしかったと思います。

2013年に日ハムに入団し、その年から二刀流でデビューした大谷選手ですが、メジャーリーグでの二刀流に期待はしても、ここまでの活躍を予想できた人は多くなかったと思います。

これほどの活躍と多くの人を魅了する大谷選手には、「才能」だけではない「なにか」を感じます。

ア・リーグ西地区4位のエンゼルスですが、大谷選手の活躍で地区優勝も期待します。

2021年7月24日現在

2021.8月号vol.52

大谷選手も実践していたマインドマップ

有名な話ですが、大谷選手は高校時代に「8球団からドラフト1位指名」という目標を立て、その目標に向かうために必要なことを図にしていました。

このような図をマインドマップなどと呼びますが、近年では多くの企業でも取り入れられています。

マインドマップは、1960年代にイギリスのトニー・ブザンが考案したもので、頭の中にある思考や連想されていくことを「見える化」するための仕組みです。

マインドマップは、創造性を高め、記憶や学習、発想などに高い効果を発揮すると言われており、一目で自分のやるべきことが把握できるツールのため、仕事や勉強だけでなく私生活でも活用できるのではないでしょうか。

マインドマップは、もちろんノートに手書きで作成することもできますが、作成を分かりやすく進めることができる無料アプリもたくさんありますので、目標がある方や考えがまとまらない課題がある方は、是非お試しください。

2021.7月号vol.51

未来を支える歯科衛生士実習生

先月6月17日より、当院では歯科衛生士学校から2名の実習生を受け入れています。

今回、当院に診療研修をしている実習生は、歯科衛生士学校に通う3年生で、来年の国家試験に合格すれば春には歯科衛生士として社会で活躍します。

歯科衛生士は、患者様のむし歯や歯周病を予防するためのメンテナンスや、歯磨きなどの正しいセルフケアを指導しますが、歯周病を「治す」という重要な役割もあります。

成人の80%が感染している歯周病は、歯を失う最大の原因でもあります。歯科衛生士は歯周病治療をおこなう上で、歯科医師と同様の知識や技術が必要になり、さらにはお口の健康を守るスペシャリストとして、歯ぐきや頬などの口腔粘膜の異常についても早期発見できるスキルも必要です。

当院を研修先に選んでくれた2名の実習生を含め、全国の歯科衛生士学校に通う学生が、将来たくさんの人のお口の健康を守る立派な歯科衛生士へと成長することを願います。

2021.7月号vol.51

その症状の原因はブラキシズムかも!?

皆さんは『ブラキシズム』という言葉をご存知でしょうか?

歯科では、歯ぎしりをグランディング、食いしばりをクレンチングと言い、これらを総称して『ブラキシズム』と言われています。

ブラキシズムは、食事や会話をしているとき以外でも上下の歯を無意識に噛み合わせているため、歯や顎(アゴ)に強い力が加わっている状態になります。

その為、「顎がだるく感じる」「歯に痛みを感じる」「歯に亀裂が入る」「歯が動く」などの症状につながる場合があります。

そして、これらが原因となり、知覚過敏症やムシ歯、歯周病を引き起こすこともあります。

就寝中の歯ぎしりは多くの方に起こりますが、起床したときに

「顎(アゴ)がだるい」「口が開けづらい」という症状を感じる場合は、就寝中にマウスピースを装着することでブラキシズムによる過度な力から歯や顎を守ることが大切になります。

定期メンテナンスを受けることで、ブラキシズムの確認や引き起こされる症状に対するリスクを軽減することができます。

2021.7月号vol.51

新型コロナワクチン接種を終えて

先日、新型コロナウイルス(COVID-19)ワクチン接種(2回目)を受けてきました。

ワクチン接種後の副反応については、ご心配される方も多いのではないでしょうか?

副反応は、2回目の接種後に多くあり、大半の方は接種して5時間後くらいから倦怠感や腕の痛みを感じ、中には37度くらいの微熱から39度くらいまで発熱する場合もあります。

接種翌日の夜に体調が回復するケースが多いようですが、私(院長秋山)は、腕に筋肉痛のような痛みと微熱が出た程度で大きな体調の変化はありませんでした。

副反応には個人差があるので、2回目のワクチン接種翌日はできるだけスケジュールは空けておいたほうが良いかもしれません。

現在、新型コロナワクチン接種は、世界199カ国で始まっており、EU諸国は18.8億回分のワクチンを契約済みで、アメリカは1カ国で12.1億回分を押さえています。

経済的に劣る国では接種が遅れていますが、オリンピックを控えた日本での接種率も大きな課題と思います。新型コロナウイルスが、早く安全に収束することを願うばかりです。

6月13日現在

2021.6月号vol.50

治療を繰り返し歯を失うデススパイラル

歯は何回も治療できないことをご存知でしょうか?

一度治療を受けた歯は、数年後には再びむし歯になることが多く、繰り返しむし歯を削る治療を受けることになります。

このように数回のむし歯治療を繰り返すことで、やがて歯を失ってしまい、この過程を示したのが上イラストの「デススパイラル」と言います。

銀歯(保険適用)のむし歯治療を受けた歯は、平均5~6年で再びむし歯となり、再びむし歯の治療を受けるというデータがあります。一方、セラミック治療(保険適用外)を受けた歯は、17年後にも90%以上の歯の生存が認められているというデータがあります。

再治療までの期間が長くなることで、人生100年時代の現代において自分の歯で健康的に過ごすことができる可能性が高まります。

自分の歯がしっかり保たれることで生活習慣病や認知症などのリスク軽減になり、全身の健康維持にも繋がります。

当院では、むし歯が繰り返されることがないように、治療後には定期的なお口のメンテナンスによってむし歯の原因となる細菌を取り除くほか、治療ではむし歯の再発リスク軽減に繋がるセラミック治療を推奨しています。

データ引用:Long-term clinical results of chairside Cerec CAD/CAM inlays and onlays: a case series Otto, T ; Schneider, D

2021.6月号vol.50

歯は神経も血管もある大切な臓器

「歯の神経」と聞くと、歯の中を1本の線が通るようなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、歯の神経の形は個人差があり、とても細く複雑な形となっています。

歯の神経は、痛みや温度などの感覚を伝達する大切な役割があります。

また、歯の神経には、いくつもの毛細血管が繋がっており、この毛細血管が歯に栄養を届けています。

歯に痛みを感じる原因には、むし歯のほかに、噛み合わせの問題や間違った歯ブラシ方法があります。

大きなむし歯によって、むし歯菌が神経の近くまで到達すると、歯の神経を取る治療を行い、神経を取った部分に専用の材料を入れて封鎖する処置をします。

神経を失った歯は、同時に毛細血管も失うため「失活歯(しっかつし)」と言い、見た目は通常の歯でも、栄養は届かなくなるため、最終的に歯を失うリスクも上がってしまいます。

歯は、神経も血管もある臓器の一つという意識を大切に、毎日のセルフケアと定期メンテナンスをはじめ、問題を感じた場合には早期受診で口腔健康を守りましょう。

2021.6月号vol.50

歯科技工所の変革

最近は、新型コロナウイルスワクチン担当大臣として、テレビなどにも出演されることが多い自由民主党の河野太郎大臣ですが、内閣府特命担当大臣(行政刷新担当)としての立場もあります。

現在、河野大臣が進める改革の一つに歯科技工界が取り上げられています。

改革の中心となっているのは、一つの歯科技工所内に複数の歯科技工所が入る歯科技工所の共同利用の概念です。

一言で歯科技工所といっても、その専門性は分かれており、保険の銀歯、審美性の高いセラミック、入れ歯など、技工所によって担当する技工が分かれています。

この改革が成立することで、専門性の高いそれぞれの歯科技工所が一つのフロアに集まり働くことができるため、より質の高い歯科技工がスピーディーに行われることになります。

当院でも導入している先進医療CAD/CAMシステムが普及し患者様のお口の情報が模型ではなくデータとして管理・製作することが可能になってきたことで、歯科技工士のリモートワークなど、その働き方は大きく変わってくる可能性があります。

歯科医療において、歯科技工士は大切なパートナーであるため、歯科技工所の在り方、歯科技工士の働く環境がより良くなる改革を期待したいと思います。

2021.5月号vol.49

怪我から守るスポーツマウスガード

皆さんは、日頃スポーツをしていますか?

大きな目標を達成するため、体を鍛えるために打ち込む方もいれば、健康のための習慣にされている方など、スポーツには様々なかたちがあります。

スポーツをする上で一番気をつけることは怪我ではないでしょうか?怪我によって、目標が達成が困難になってしまったり、ときには日常生活に影響を与えてしまうこともあります。

近年、スポーツ競技者を怪我から守るためのスポーツマウスガードの使用が増えてきていることをご存知でしょうか?

以前は、ボクシングや格闘技など強い接触がある競技での使用が中心だったスポーツマウスガードですが、現在は陸上競技のほかサッカーやバスケットボール、スキーなどでの使用も多くなってきています。

スポーツマウスガードによって、プレー中の事故や衝撃から歯を守るだけでなく、強い衝撃から脳や顎(あご)を保護し、脳震とうや顎の骨折、顎関節の損傷のリスクを軽減することが出来ます。

当院では、怪我から競技者を守るために、スポーツ種目やお口に合ったスポーツマウスガードをオーダーメイドで作製していますので、お気軽にご相談下さい。

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